キャピタルマーケットにおけるクラウド利用普及に関する調査結果を発表


取引市場やアプリケーションの増大により接続需要が拡大
規制要件、マクロ経済の不安定さ、コスト圧力、フィンテック革命がクラウド利用を後押し

ColtグループのAPAC部門として法人向けネットワーク、音声、データセンターサービスをグローバルで展開するColtテクノロジーサービス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長、アジアCCO兼アジア代表:日置健二、以下「Colt」)は、Coltがスポンサーとなりセレント(オリバーワイマングループ株式会社の金融IT業界専門のリサーチ&アドバイザリー・ファーム部門)が、キャピタルマーケットにおけるクラウド利用普及に関する調査を実施、調査結果を公表したことを発表しました。調査によると、キャピタルマーケットにおいてクラウドベースのサービスに対する関心が高まり、クラウドは近い将来、一部の重要機能の主な提供形態に成長すると予想されます。「キャピタルマーケットで成熟するクラウド」と題するこの調査では、今後12-18ケ月間でクラウドに対する考えが変化し、市場参加者はクラウド型システムのセキュリティ、安定性、信頼性を広く受け入れるようになるとの見通しです。

本調査報告書によると、クラウド採用の背景にあるのは、規制強化(MiFID II、Dodd-Frank法等)、コストに対する圧力、マクロ経済の不安定さ(イギリスのEU離脱、中国経済等)、そしてフィンテックの台頭という主に4つの要因が挙げられます。クラウド利用によって、直面するこれらの問題を容易に解決できるようになります。企業は機敏なインフラで、変化し続ける法的・規制要件、増加する取引アプリケーション、そして複数の市場との接続等に迅速に対応できるようになります。また、クラウド活用で新規アイデアの実現が容易となり、万が一失敗した場合のコストも抑制できるため、フィンテック革新が推し進められることになります。

このようなクラウド利用の牽引役は、キャピタルマーケットのエコシステム内でいろいろな形で見られます。

  • 特に小規模の運用会社(バイサイド)はサービス型の採用に積極的で、トレーディング管理を含め、ほとんどのシステムにホスティングソリューションを利用しています。特にヘッジファンドは積極的で、クラウドモデルをより魅力的なものにしています。
  • 証券会社(セルサイド)は自社システムの制御権を堅持する傾向がありますが、優れた流通モデルを構築するソリューションや、より低コストの可変コストモデルを調査することにも熱心です。多くの企業がすでに、主要リソース向けにはプライベートクラウドを構築し、それほどセンシティブでないアプリケーションはパブリッククラウドに移行しています。

クラウド型システムの採用度合はビジネス部門によっても異なります。コアデータや独自データ以外のデータをクラウド環境に移行する動きは普及し始めていますが、フロントオフィス機能や独自またはお客様情報等を移行させる動きはまだ遅れています。しかし、企業がクラウドのパフォーマンスやセキュリティに不安を持たなくなるようになり、この考え方も変化しつつあります。革新的なTradingTechやRegTechおよび相場情報サービス等もクラウドに移行すると期待されています。

さらに調査では、クラウドがさらに広く普及するためには、データ保管場所、リスク責任や組織の硬直化等、解決しなくてはいけない障壁がまだあることが判明しました。

セレントのリサーチ・ディレクター Brad Bailey氏は次のように述べています。

クラウド採用の障壁はテクノロジーに対する不信ではなく、各種規制に準拠したソリューションを無事に展開できるかどうかという懸念にあります。このような懸念は、クラウドベースかどうかに関わらず、すべてのテクノロジーソリューションで共通しています。多くの場合、パブリッククラウドは社内システムよりセキュリティは高くなっていて、『絶対に使用しない』から『クラウドをいかに活用していくか』という形に企業の姿勢も変化しています。

キャピタルマーケット分野もセキュアなクラウド展開をサポートする、より優れた接続を求めるようになっています。セキュリティやパフォーマンスに関する懸念があるため、キャピタルマーケットの市場参加者は接続オプションとしてパブリックのインターネットを使用することを控えます。一方、専有型の専用クラウドアクセスの場合、セキュリティも高く、速度や遅延という観点からも優れており、キャピタルマーケットの厳しい要件にも対応できます。

ハイブリッドクラウドや複数のクラウドプロバイダーを活用する市場参加者の増加に従い、複数のクラウドへの接続を可能とするマネージドクラウド接続のニーズが高まります。Colt PrizmNetの金融エクストラネットのようなマネージド接続ソリューションの利用により、マーケットデータ、規制ソリューションや分析といった付加価値のあるクラウド型サービスへの接続が容易になり、ユーザー体験も向上します。

Colt執行役員 キャピタルマーケッツ部門のJohn Lovelandは次のように述べています。

市場からの圧力で、企業は自社のコアビジネスに注力し、テクノロジーは専門家に任せるようになっています。従って、キャピタルマーケットでもクラウドが受け入れられ、企業はクラウドを利用して自社の中核ビジネスに専念し、規制やコスト圧力に対応するようになっています。キャピタルマーケットの企業は、金融市場の厳しい要件やスピードに対応できるよう設計された、セキュアなオンデマンド・ネットワーク・サービスを要求しています。クラウド移行成功のためには、企業は最初から適切なパートナーと組むことが大切になります。

Colt について
Coltは情報集約的なビジネスの支援に向けて、オンデマンドのネットワークおよびコミュニケーションサービスを、ヨーロッパ、アジア、北米にわたって提供しています。1992年に設立されたColtは現在、28ヵ国で事業を展開し5,000人を超える従業員を擁しています。銀行など大手金融機関のトップ25社のうち18社、グローバルメディアおよび通信事業者のトップ25社のうち19社(Forbes 2000リスト、2014年)が、Coltのサービスを採用しています。さらにColtは、50以上の取引所およびヨーロッパの主要13銀行、アジアでは主要8銀行との取引実績を有しています。

Coltは選び抜かれた技術、サービスおよびビジネスに裏打ちされた、信頼性の高いビジネス・グレードのサービスを提供しており、様々なミッションクリティカルなシーンで選択されています。詳しい情報は、ColtのWebサイト http://asia.colt.net/ja をご覧ください。

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