SAP移行を成功させるために、柔軟性の高いデジタルプラットフォームが必要な理由
Colt発行の2021年クラウド導入状況レポートにおいて、クラウド移行の次の段階はCRM(顧客関係管理)およびERP(統合基幹業務システム)を中心に検討されているものの、コラボレーションツールや人事関連ツールも高い注目が集まっていることを明らかにしています。こうしたプロジェクトには多大な予算が必要です。そのため、回答者の33%が「次のクラウド移行プロジェクト予算に25万1,000~50万ポンド(約3,800万~7,700万円)を用意している」と回答したことも、こうしたアプリケーションの重要性を考えれば当然とも言えます。
こうした動きを後押しする背景はいくつか理由が考えられますが、その最大の理由としてテクノロジーの進化がアプリケーション性能を高め、コスト削減につながることが挙げられます。こうした目標を達成してミッションクリティカルなアプリケーションを稼働させ続けるには、ミスは許されません。
Colt とSAPがスポンサーとなって実施された最新のIDC InfoBriefには、企業が応答性や順応性を保ったままで確実にクラウドの目標を達成するために、SAPアプリケーションのクラウド移行の際に取るべき手順が示されています。
「SAPのクラウド移行のリスクの解消:応答性と適応性のニーズに応えるための方法(De-risking your SAP migration to the cloud: How to meet the need for your organization to be responsive and adaptable)」と題したIDC InfoBriefでは、デジタル・トランスフォーメーションを成功させるためには、アジャイルなデジタルプラットフォームが必要不可欠であり、インテリジェントなERP、クラウド、接続性が備わっていなければならないことを明らかにしています。この3つの側面が一体となって機能しなければ、プロジェクトが目標を達成できない可能性が高まると言えます。
IDCは、SAP移行の計画あるいは実行において、以下の4つのステップを検討すべきであると提言しています。
- ビジネス目標と整合性の取れたビジョンやIT戦略の立案
- ネットワークを含めて自社IT環境構築
- 実行戦略の立案
- ビジネス価値の実現
IDC InfoBriefは各ステップに関して、それぞれの分野でどのような検討を行うべきか、そしてミッションクリティカルなSAPアプリケーションのクラウド移行の成功の基準について、紹介しています。
ぜひIDC Infobriefをダウンロードし、クラウド移行をより迅速かつ安全に完了し、デジタル・トランスフォーメーションを成功させる方法をご確認ください。
John Armenakas、Colt クラウドプラクティス、パートナーディベロップメントおよびサクセス責任者(Head, Partner Development and Success, Cloud Practice at Colt)