Colt、Verizonと業界初の双方向キャリア間SDNネットワーク・オーケストレーションを実演

HomeColt、Verizonと業界初の双方向キャリア間SDNネットワーク・オーケストレーションを実演

互いのプロダクション・ネットワークでニアリアルタイムに帯域変更するライブ実演をロンドンで実施

ロンドン発:Coltテクノロジーサービス(以下、「Colt」)およびVerizonは本日、双方向キャリア間SDN(Software Defined Network)のネットワーク・オーケストレーションの実演を初めて実施しました。ロンドンで開催されたイベントでは、両社は互いのプロダクション・ネットワークにおいてニアリアルタイムで帯域変更を行いました。キャリアのプロダクション・ネットワーク間で双方向のネットワーク・オーケストレーションが実演されたのは世界初で、リアルタイム・クロスキャリアの自動化に向けた重要なステップとなります。

デジタル・トランスフォーメーションにより戦略的なビジネスの目標を達成させるため、SDNなどの次世代インフラは、ネットワーク・トラフィックを効率的に管理し、ビジネスの機動性を向上させる重要な要素として考えられています。

Verizonのプロダクト開発EMEA担当責任者のピーター・コニングズ(Peter Konings)氏は次のように述べています。「エンタープライズ向けネットワーキングは変革の最中です。企業は現在、変化するビジネスニーズに自動で対応するインテリジェントかつダイナミックなネットワークを求めています。これまで、キャリア間で融通性のある、柔軟なネットワークオーケストレーションを実演できるキャリアはありませんでした。今回の実演で、世界で初めてネットワークの境界を超えて双方向でネットワーク容量を自在に変えられることを示しました。これにより、エンタープライズ向けのネットワーキングは大きく変わります」

Coltのネットワーク・オンデマンド担当トップのミルコ・ヴォルトリーニ(Mirko Voltolini)は次のように述べています。「今回の実演で、SDNの能力と、多くの採用によりオペレーターや顧客自身がネットワークやサービスを管理していることを実証しました。従来は、閉鎖的なシステムのため、サービスプロバイダー間の相互運用は非常に難しい状況でした。また、顧客のデジタル・トランスフォーメーションをサポートするため、オンデマンドの柔軟性を提供するというColtの戦略の妥当性を検証します。SDNの利用を通じ、プロバイダー同士がコラボレーションやイノベーションをすることも可能になり、最終的には顧客に利益をもたらします」

ColtとVerizonはMEFと協力し、特にキャリア間ビジネスやオペレーショナルLSO(ライフサイクル・サービス・オーケストレーション)APIなど、業界スタンダードの確立を推進し、より多くのパートナーネットワークからこの柔軟性を利用できるようにしていきます。MEFのOffice of the CTOのディレクターであるダニエル・バーレブ(Daniel Bar-Lev)氏は次のように述べています。「プロバイダー間サービス・オーケストレーションの概念実証実演とトライアルは、複数の通信会社をまたぐ機動性、確実かつオーケストレーションされた接続を実現する重要なステップです。今回の実演によって、この目標に向けてサービスプロバイダー業界に影響を与えることができてとても嬉しく思います」

ベライゾンのオンデマンドVirtual Network ServicesのエコシステムやSDNソリューションは、クラウドやデジタル移行の推進、ITのシンプル化およびコスト管理を実現します。詳細は下記をご覧ください。
http://www.verizonenterprise.com/products/networking/sdn-nfv/.
広帯域ネットワークであるColt IQネットワークを活用したオンデマンドサービスについては、下記をご覧ください。
https://www.colt.net/product/on-demand-services/.

Colt について
Coltは、先進的な広帯域ネットワークサービスの提供によって顧客のデジタル・トランスフォーメーションを実現するリーダー企業です。Colt IQ ネットワークは、ヨーロッパ、アジアおよび北米の主要都市にて800以上のデータセンターおよび25,000以上の商用ビル群を接続しており、さらに拡大し続けています。

またColtは、これまでカスタマー・ファーストの理念に基づいてサービスを提供し、大量のデータを扱う企業を中心に、約30ヶ国、200以上の都市に拠点を置くお客様より高い評価を頂いているほか、SDN(Software-Defined Network)とNFV(ネットワーク機能仮想化)分野における革新的かつ先進的な企業としても広く認知されています。

Coltは業界でも安定した財源基盤のもと、競争力の高い価格で最良のカスタマー・エクスペリエンスを提供しています。
詳細についてはColtのウェブサイトをご覧ください。https://www.colt.net/ja

Verizonについて
ベライゾンコミュニケーションズ社(NYSE, Nasdaq:VZ)は米国ニューヨーク市に本社を置き、2017年には1,260億米国ドルの売上げを計上しています。米国でも最も高い信頼性を誇るワイアレス・ネットワーク、プレミア・ファイバーネットワークを運用し、世界中の企業に統合ソリューションを提供します。同社の子会社であるOath(オース)はいくつものメディアやテクノロジーブランドを有し、ユーザ数は世界で10億人にのぼります。

報道関係者からのお問い合わせ先
クレアブ株式会社
ColtテクノロジーサービスPR担当:多田/寒田/宮津
TEL: 03-5404-0640 FAX: 03-5404-7120
E-Mail: colt@kreab.com

Make Do

18 May 2018

Recent posts

英 Coltテクノロジーサービス最高マーケティング責任者「水谷 安孝」 「Japan IT Week 春」にて協賛セミナー講演

「日本人CMOに聞くAIと通信の描く未来」   Coltテクノロジーサービス株式会社(代表取締役社長兼アジア代表:星野真人)では、4月5日~7日に開催される「Japan IT Week 春」(主催:RX Japan株式会社)の第12回「IoTソリューション展 春」に出展いたします。当社は本展示会内「出展社セミナー」にて、英国本社のCMO(Chief Marketing Officer、最高マーケティング責任者)である「水谷安孝(みずたに・やすたか)」による講演を、4月5日(水)午後1時半より行います。 今回セミナー講師を務める「水谷安孝」は、2019年10月1日のCMO就任以来、“業界の中で最もお客様志向のビジネスを提供し続けていく”という目標に基づいたマーケティング戦略の実践を担ってきました。このマーケティング戦略は、AIを活用した科学的デジタル手法が特長で、そのデータ活用で世界各国の営業を支援してきました。 水谷はまた、今年1月に発表された、Coltの存在意義を説明する企業理念の改訂にも主軸として携わり、それは現在、「世界をリードする企業から選ばれるデジタルインフラ企業になること」と表されています。 この度のセミナーでは、「ケンブリッジ・ジャッジ・ビジネススクールも熱視線!日本人CMOに聞くAIと通信の描く未来」と題し、コロナの影響で顕著に変化した通信トラフィックをAIにて分析し、より明確になったAIの存在感や、それに伴うマーケティングの変革、さらに日本市場への提言を行います。 展示会期間中はブース出展もいたします。以下URLにて入場にご利用いただける特別なe招待券(https://www.japan-it.jp/spring/ja-jp/visit/e-ticket-ex/iot.html?=coits2023?co=ml_iot-s-65uoxh)をご用意しましたので、ぜひセミナーへのご参加およびColtブース(東展示場E48-33)へのご来場にお役立てください。   【セミナー概要】 日時:               ...
Continue Reading

アジアの才気溢れる映画作品が、Coltの国際的光ファイバー網、 及びオン・デマンド・サービスによりベルリン国際映画祭に到達

過去15年に渡り同映画祭のオフィシャル・デジタル・シネマ・パートナーを務めているColtにより、アジアの映画製作会社は、シンガポールのデジタル・ハブを介して映画祭に作品を供給 注:本リリースは英国において2/9 (木)に発表されたリリースの抄訳です。 2023年2月17日 Coltテクノロジーサービス株式会社 (独フランクフルト/ベルリン、2023年2月9日発)– 第73回ベルリン国際映画祭(略称:ベルリナーレ(Berlinale))では、Coltの国際的光ファイバー網とオン・デマンド・サービス(Colt On Demand)を、シンガポールのハブを経由したアジアからの映画投稿配信に初めて使用し、APAC地域の映画制作者がより迅速、かつ安全に作品をベルリンに転送出来るようにしています。 このサービスは、特に安定した帯域幅の容量が課題となる世界各地からの投稿作品を出来るだけ簡単にアップロードできるようにするという、ベルリン国際映画祭事務局の戦略を支援するものです。このデジタル・インフラは、映画祭のサーバとフランクフルトのDE-CIXセントラル・インターネット・ハブを直接結ぶ、Coltの既存高帯域サービスを統合したもので、世界中のスタジオがアップロードに利用しています。 APAC地域の映画制作者は、作品をインターネット経由でシンガポールのパートナー・データセンターにあるサーバにアップロードします。Coltはそこから、データセンターと映画祭のフィルム・サーバがあるベルリンのColtノードとの間にイーサネット経由のエンドツーエンド・オンデマンド接続を確立します。 この為、ベルリン国際映画祭の技術チームは、Coltのオンデマンド・ポータルを介してシンガポールのデータセンターでDC Cross Connectを委託し、サーバとColtのエンドデバイスを接続しています。 ベルリン国際映画祭では、「Bandwidth Boost」機能を使って転送しています。これにより、需要に応じて帯域幅の容量を10Mbit/sから1Gbit/sの間で柔軟に拡張することができるようになりました。「Boostオプション」により、最大10Gbit/sのデータ転送が可能です。 「映画制作者にとって、配信を出来るだけ簡単にし、公平な競争環境を作ることが重要です。制作者はより多くの時間を撮影に費やすことができ、私たちは潜在的なフィルム・ファイルの問題に柔軟に対応することができます。デジタル・インフラのグローバル・プロバイダであるColtは、全世界で一様にサービスを可能にしたい我々にとって理想的なパートナーです」と、ベルリン国際映画祭のデジタル・シネマ担当テクニカル・ディレクター、オーヴ・サンダー(Ove Sander)氏は説明します。 ...
Continue Reading

企業のデジタルエンジンとなるセキュアなSD WANの導入へ

Home ❯ Colt、Verizonと業界初の双方向キャリア間SDNネットワーク・オーケストレーションを実演 企業のネットワークインフラストラクチャは、ビジネスを運営する「エンジン」です。ビジネスを成功させるためには、安定したアンダーレイネットワーク、拡張性のあるオーバーレイ機器、そして想像を超えるシームレスなセキュリティ対策が揃っていることが重要です。 こうした条件を満たすには、セキュアなSD WANの導入が不可欠です。本レポートでは、次世代ネットワーク構築を目指す企業の皆様にSD WANを最大限活用する方法をご紹介しています。 【概要】・2023年版 最新のSASE、セキュリティトレンド・SD WANをシンプルに管理するパートナー選びのコツ・ネットワーク管理者向け、AIによるSD WAN活用法 ダウンロード
Continue Reading