TF1

会社概要

TF1は1975年に放送開始したフランスを代表する無料テレビ放送局として、ドラマやニュース番組、スポーツ大会やイベントなど、あらゆる分野における人気エンターテインメントを数多く提供している。

「ニュースは約700万人、サッカーやラグビーのワールドカップ決勝戦ともなれば1,500万人から1,800万人の視聴者に利用いただいています。また、9つのテレビチャンネルだけでなく、近年提供を開始したTF1+ストリーミング・プラットフォームでも何千時間ものコンテンツを提供しています。人々が以前より多くのコンテンツを視聴している今、我々の日々の課題は視聴者のニーズと期待に合わせて拡張できる堅牢なインフラを確保することです。特にワールドカップのような重要なイベントを生中継する場合は、非常に高い可用性が必要になります」とTF1のインフラ・クラウドエンジニアリング担当ディレクターのニコラ・イルニッカ氏は話す。

同社は複数のパブリッククラウドへ接続可能かつ、帯域幅を必要とするハイパーコンバージドシステムを相互接続するネットワークを探していた。さらに、高速コンテンツ転送や、同社DR拠点に接続するための堅牢でスケーラブルなネットワークインフラを必要としていた。クラウドホスティングされたシステムやアプリケーション、データにどこからでもアクセスでき、パートナーやサテライト拠点で制作されたビデオコンテンツをデータセンターに転送してライブストリーミングできる。また、プライマリサイトで問題が発生した場合は、DRサイトに接続してビジネスの継続性を確保することができる。

Coltを選定した理由

同社の多様なニーズに応えるため、Coltはファイバーとイーサネット専用線のほか、特殊なネットワークでもサポートしている。イーサネット専用線（100Mbps～10Gbps）は、パートナーや衛星拠点からTF1のデータセンターまでのコンテンツの高速伝送によるライブ放送のバックボーンとして導入された。Colt Dark Fibreは同社のDR拠点への接続、Colt IP Accessはインターネット接続のために導入された。また、システム、アプリケーション、データアクセスのために選択したパブリッククラウドに接続するため、MPLSベースのIP VPNマルチクラウドソリューションも導入している。

「我々は毎日、技術システムとアプリケーションシステムの運用を維持し、TV1のビジネスニーズに最適なインフラを設計・導入しています。ビデオストリームを放送するために開発を始め、DR拠点への接続を構築していきました。さらに、この2年間ではパブリッククラウドソリューションとハイパーコンバージドシステムの相互接続にも取り組んできました。20年にわたるパートナーシップの中で、Coltは進化し続けるTF1のニーズに幅広いサービス品目で応えてくれました。Coltのサービス品質、対応力、Coltチームへの緊密かつ信頼できるサポート体制を高く評価しています」とニコラ氏は語る。

「Coltのサービス範囲は非常に幅広いため、我々の期待に柔軟に対応してくれました。Coltチームは常にTF1のニーズに合わせた迅速な対応をしてくれました。ユーザーへの緊密なサポート体制とサービス品質の高さから、Coltを高く評価しています」とニコラ氏は締めくくった。