クラウドゲーミングとは?オンラインゲーミングとの違いも

ゲーマーにとって、ラグ(遅延)ほど憎いものはありません。近年ではゲームメカニクスやグラフィック向上、オンラインプレイヤー数の増加により、ネットワークはさらに圧迫され続けています。

ラグを改善するために必要不可欠なのがクラウドゲーミング、そしてそれを支えるネットワークです。本記事では、そもそもクラウドゲーミングとは何か、そしてそれを支えるネットワークがどんなネットワークである必要があるかについて紹介していきます。

クラウドゲーミングはクラウドコンピューティングを利用したゲーミング。オンラインゲーミングとの違いは処理する場所の違い

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クラウドゲーミングとオンラインゲーミングは似て非なるものです。最大の違いは、ゲームプレイがどこで処理されるかという点です。オンラインゲーミングに分類されるモバイルゲームやコンピュータゲーム、コンソールゲームのすべてはユーザーのデバイスで情報の処理が行われます。例えば、ユーザーが上の矢印キーを押すと、アバターは前に進みますよね。この時、デバイスが入力を認識し、内部で処理を実行し、その結果をスクリーン上で反映しているのです。

クラウドゲーミングではゲームをクラウド上で処理し、映像としてユーザーのゲーム画面にストリーミングします。ユーザーは4Kや60fpsに対応しているハードウェアを所有する必要がなく、どのようなデバイスでもストレスなく高画質なゲームを楽しめます。

市場規模は年々広がる予定

Niko Partnersによると、アジアにおけるクラウドゲーミング利用者は約1億5,000万人にのぼり、2025年には5億人を超えると予測されています。2021年10月にはMicrosoftがXbox Cloud Gaming を日本で提供開始し、デバイスを問わずコンソールゲームをプレイすることが可能になりました。

クラウドゲーミングの実現性が高まると、ゲームへのアクセスが向上し、ネイティブクラウドゲーム、ライブストリーミング、Esports、プレイアブル広告、ユーザー生成コンテンツなど、さまざまなゲーム関連分野の成長が期待できます。

クラウドゲーミングに必要不可欠なものは強固なネットワーク

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コンテンツ制作者がスタジオでストーリー、アニメーション、サウンドトラックなどを作成
ピンク完成したゲームはクラウドゲーミングプロバイダーやクラウドサービスなどの企業に送られ、データセンターに保管される
コンテンツデリバリーネットワークやネットワークプロバイダーがユーザーにゲームをストリーミング
黄色ゲーム機やコントローラー、PC、スマートフォン、メディアストリーミングサービスを使用し、ユーザーがゲームをプレイ

YouTubeやNetflixなどのストリーミングサービスと同様に、全ての処理がクラウド上で完結し、ゲームの映像情報がクラウドからエンドユーザーの画面に送信されるため、エンドユーザーは最寄りのサーバーへの安定したインターネット接続だけ用意するだけで良い、というのがクラウドゲーミングのコンセプトです。
そのため、ユーザー体験の向上には、コンテンツプロバイダーからB2Cサービスプロバイダーへの安定した接続環境を確保することが必須となります。

上記の緑→青のネットワークを専用線にすることで、安定かつ柔軟な接続環境を確保でき、より映像や音声の遅延、乱れが少ない状態でエンドユーザーは快適にゲームをプレイできます。

まとめ

今回はクラウドゲーミングの概要について紹介しました。
ユーザーがストレスなくゲームをするためにクラウドゲーミングは必要不可欠であり、クラウドゲーミングのインフラとして強いネットワークが必要不可欠ということをお分かりいただけたかと思います。

インフラの見直しはコストと時間がかかりますが、この機会に見直してみてはいかがでしょうか。

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